音大でオーケストラに在籍していたころ、遅刻した生徒がいて指揮者は練習を開始せずにその人を待った。
そして来るなり
「音楽というのは時間芸術です。時間の概念がない人は音楽をする資格がありません。しかもこれだけ大勢の人を待たせてあなたは平気なのですか?」
と厳しく叱られていたのを覚えています。
音楽家はとても時間には神経を配っているものです。
うちの生徒さんでも何度言っても遅刻してくる人がいます。
僕は何回か遅刻が続く人には
「10分以上遅れる時は連絡を入れてください」
とそれとなく忠告します。
それから僕の気持ちを察して遅刻しないようになる方もいらっしゃいますが、鈍い人は平気に
「今日もたぶん15分ぐらい遅れます」
などと言ってきて、電話をすれば遅れてもいいと捉えておられる方もいらして困ります。
僕は今はできるだけレッスンの前後が重ならにようにスケジュールを組んでいますが、
後に生徒が来ないことをいいことに平気で遅れてくる人の気持ちが計り知れません。
今後は、せこいようですが遅れてきた人はその分レッスン時間から差し引くことにします。
そうかといって早くこられても準備ができてなく慌てますので時間厳守でお願いします。
遅れてくる人は決まって教室から近場にお住まいの場合が多いです。
逆に、奈良や彦根など遠方から通っておられる方は1度たりとも時間に遅れてこられることはありません。
時間ピッタリに来ていただける方は、恐らく早めに家を出られて、教室の近くで時間つぶしをしていただいているものと
思います。
遅刻の常習犯の人はそういった方を是非見習ってください。
よろしくお願いします。