どうすれば生徒に家で練習してきてもらえるのか。

うちのバイオリンの生徒さんは毎日家で練習される方もいらしたら、1週間に2~3回練習して来られる方或いは、レッスン前に申し訳程度練習して来られる方、次のレッスンまで全く練習して来られない方などいろいろいらっしゃいます。

 

バイオリンはできるだけ毎日練習したほうが上達できるのは間違いないと思います。

僕はだいたい演奏してもらうと、前回のレッスンと比較して生徒さんがどの程度練習して来られたかわかります。

生徒さんに

「家で練習して来なかったでしょう」

と聞くと

「いえ、やってきました」

というので

「いつやりましたか?」

と問いただすと

「来る前にやりました」

「それは練習したうちにはいりません」

人は、一度寝るとかなり忘れてしまいます。

それを1週間もバイオリンをほったらかしにしておいたら前回レッスンしたことは

殆ど忘れてしまっています。

ですからそういう方には

「同じ一回しか練習しないのでしたら、家に帰ってすぐに練習するか、次の日にはやってください」

と言っています。

 

でもなかなかそれも続かないことが多いですね。

人の習慣を変えることは難しいです。

大抵の人はコンフォートゾーン(快適な領域)から出たくないものです。

僕も毎回練習して来ないだろうなぁとおもいつつ「それじゃここまでまた練習してきてください」

と言い続けています。

悲しいけど本人が余程バイオリンが上手くなりたいと思わない限り僕の説得は無力です。

 

逆に、バイオリンを毎日練習されている方は僕が言わなくても必ず練習して来られます。

そういう方の話を聞くと1日でもバイオリンを弾かない日があると落ち着かないとおっしゃいます。

または、折角教えてもらっているのに練習して来ないというのは先生に失礼だしもったいない。

とおっしゃられる方もいらっしゃいます。

比較してはいけないのでしょうけど、やっぱり僕は上手い下手関係なしに、良く練習して来られる生徒さんが可愛くなりますね。