バイオリンを習っておられて楽譜がなかなか読めない余りに不自由されている方は結構いらっしゃいます。
もちろん楽譜が読めるからといってバイオリンが上手くなるというわけではありませんが、読めたほうがスムーズに
その曲に入りやすいということは言えます。
レッスンをしていても、初めから通すと弾けるけれども途中から弾いてくださいとお願いするとなかなかイメージできずに
かなりてこずられる方もいらっしゃいます。
このような状態の方は普段、曲の初めから通す練習しかしていないということもありますが、楽譜が読めていないケースも多々あります。
子どもさんなど、指ばかり見ていて楽譜を見ていないというのも、あまり読めないからということもありますね。
よく「どうすれば楽譜が読めるようになれますか?」
というご質問を頂きます。
僕は最もいい方法は「楽譜をドレミで歌う」ということを推奨しています。
声を出すというのは大抵の方はバイオリンで弾いてみるよりも容易に行えます。
そうすることで記憶にも残りやすいのです。
初めは楽譜にドレミを書いて(レッスンで使っている楽譜をコピーしておくのがいいと思います)それを歌ってイメージしながら
でもいいと思います。
慣れてきたら五線譜に書かれている音符の位置の高さと長さをリンクさせていって歌います。
そのあと、楽譜を見ながらバイオリンで演奏してみます。
この練習法を新しい曲に挑むときに繰り返し行うことで段々と楽譜が読めるようになってくると思います。
根気強く行ってくださいね。