かつて草津市にあったオーディオショップ「イセ」は僕が高校生ぐらいのころからお世話になっていたお店で、今日は伊勢社長のお宅にお邪魔してきました。
久々にお会いした社長は以前と全くお変わりなくとてもお元気で、僕のことも良く覚えていただいていました。
湖南市に新築されたお宅は緑に囲まれたとても環境のいいところでお家もとっても素敵でした。
なによりもお目当てでお邪魔したオーディオルームは圧巻でした。
持って行ったCDはシュロモ・ミンツが演奏するパガニーニの24の奇想曲とジョージ・セルの指揮する「新世界」
それとパールマンが演奏するメンコンのLPでした。
社長のお得意の解説つきで色々なスピーカーに繋いでいただいて音楽を堪能しました。
中でも最も気に入ったスピーカーはQUADのESL-2812というスピーカーでバイオリンのキンキンさが全くなくスピーカーの存在が
わからないくらい自然に耳に入ってくるといったとても心地のいい響きがするのに感動しました。
これは「新世界」のような大編成のオーケストラを聞いた時にも同じで各楽器がとても分離良くききとれて、それでいて迫力は損なわない。
いままでいろんなスピーカーを聞いてきましたがこれほど自然で肩をはらずに聞けるスピーカーは初めて聞きました。
社長曰く、このQUADのスピーカーは特殊でコンデンサー方式を採用しているそうなのです。
これは殆どのプロの録音マイクに採用している方式で、同じものをスピーカーにも使っているらしく、現在は大部分がダイナミック方式
で殆どQUADが唯一コンデンサー方式を取り入れているとか。
それではどうして今までお店では紹介されなかったのかというと、メンテナンスがとても大変らしいのです。
音の振動を伝えているダイアフラムという薄膜は、外国の乾燥地域にはてきしているけど、日本の梅雨のような湿度では壊れてしまうそうで、それを交換するとなるとびっくりするくらいの費用がかかるとか。
お客さんでスピーカーの近くに除湿器を置いて湿度調整をされている方もいらっしゃるそうです。
コンデンサー方式の詳しい説明はこちらでご覧ください→https://www.youtube.com/watch?v=PRWR3L7AgCM
いや~、でも今日のこの自然で美しい音色を聞くと、それくらい手間をかけてでも欲しくなってしまいました(笑)
午前中で帰る予定だったのですが、なんと奥様の手料理を頂いてしまいました。 とってもおいしい天ぷらうどんでした♪
とても充実した一日でした^^