教え方、奏法は先生によって違います!

生徒さんが、引っ越しなどで以前習っておられた教室から変わられた場合、教え方が違うので戸惑われる場合があります。

僕が「ここはこういう弾き方で」
というと

...

「前の先生はこれでいいておっしゃっていました」
などと抵抗されるとあまりいい気分ではありません。
前の先生より自分のほうが信頼されていないと感じるからです。

バイオリンは、人によって弾き方、教え方は大きく違います。

例えば、楽器の構え方、弓の持ち方など基本的なところからして様々です。

肩当のありなしもそうですが、楽器はネックを親指で支えるひともいたら人差し指の

付け根で支える人もいます。

常に小指は指板上に用意している人もいれば、3の指を叩くときにネックの下にもぐるプロ奏者もいます。

できるだけ4の指(小指)を使うように指導される先生もいれば0を使った方がいいという先生もいます。

ポジションを下がるときに親指を先行させる先生もいれば、手全体を一気に下げるように教える先生もいます。

これらはほんの一部で、本当にバイオリンは弾く人によって様々だということを覚えておいてほしいですね。

肝心なことは、一度決めた先生の言うことには信頼を置くことです。

前の先生と違うことを言っていても、それはその先生の考え方として筋が通っているものです。

それをイチイチ疑っていては先生からの信頼も失うし、自分自身も路頭に迷って上達しにくくなります。

信頼のおける先生に巡り合えれば、多少自宅から遠くても通うべきです。

地理的に便利というだけで教室を決めるのはあまりお勧めしません。

教室選びは自分の人生を変えるほど重要なことだと思います。