バイオリンの構え方

往年のバイオリンの巨匠達はバイオリンを左手で持って構えていてとても姿勢がいいですよね。

バイオリンの肩当は20世紀を代表する今は亡きバイオリンの巨匠メニューインが考案したと考えられていますが、メニューイン自信は肩当をしていませんでした。

 

現代を代表するバイオリニストでもパールマンやズッカーマン、ムター、など 、

日本でも江藤門下の方やN響のコンマスなど優秀なバイオリニストが肩当をしていません。

 

肩当が悪いわけではありませんが、肩当なしで弾けるメリットは多く、楽器本来の音が

出せるだけでなく、鎖骨から直接自分の音を感じ取ることができます。

また、楽器は鎖骨に乗せて顎で万力のように挟みこまないことによって身体への負担も

非常に少なくいい姿勢を保つことができます。

 

肩当を子供のころから使っておられる演奏家や指導者の方はたくさんいらっしゃると思います。

肩当がないと楽器が滑り落ちて自分では絶対無理と思わないで時間があるときに是非一度

試してみていただきたいですね。(本番が間近に迫っているときは避けてください)

1年ほど頑張っていただけるときっと慣れてポジション移動もビブラートもできるようになれます。

肩当をされるにしても、頼らずに楽器が構えられるのと無かったら全く演奏ができない

のでは全然違います。

 

子供のころから「絶対肩当をしないといけない」と教えると大人になってもその概念が

消えず、首が痛くなったり肩コリに悩まされたり練習しすぎて腱鞘炎になったりと

悩まなくてはいけなくなるケースが多いと思います。

 

子供さんにもよりますが、私は肩当なしで弾ける子はやはりそのように教育する事が

大切だと思うのです。折角、肩当なしで持てているのに「楽器は左手で持つのではなく

肩と顎で挟んでもちなさい」と未だに押しつけている教師がいらっしゃると聞きます。

やはり、その子供さんによって肩当をするか、スポンジにするか、或いは無しにするかを

教師がアドヴァイスするべきだと思います。

 

下記の動画は左手で楽器を支える方法を簡単に説明しました。

これは左手第3関節で支えていますが、肘をもっと内に入れて親指の方をネックで

支えて構えられる方もいらっしゃいます。

どちらがいいかというのは肘がどれだけ内に入れられるかどうかということも判断材料に

なると思います。 ご参考にしてみてください。